天王山3連発!

2003年10月18日
 昨日(17日)、朝9時過ぎに目を覚ましテレビをつけるとレッドソックス−ヤンキースの第7戦が中継されていたので思わず試合終了まで見てしまった。結果はご存知の通りの大熱戦。熱狂的なメジャーリーグフリークというわけでもないが、やはり興奮した。まさかあそこでペドロが打たれるとは…。非科学的なことはあまり言いたくないが、「バンビーノ(ベーブ・ルース)の呪い」恐るべしといったところか。

 今日は神宮球場で東京六大学を観戦。こちらも全勝同士の早稲田−明治の天王山。明治は春のリーグで唯一早稲田に黒星をつけた佐藤賢(4年)を先発に持ってきた。左のサイドスローのうえ、もっさりとした感じのフォームで腕が遅れて出てくるため左打者は特に打ちづらい様子。特に鳥谷は最後までタイミングが合わずに3三振を喫した。クリーンアップで見ても3人で比嘉の1安打だけ、7回を投げ2失点と明治ベンチの狙いはある程度成功したといえる。
 だが打線が毎回の様にランナーを出すが全くつながらなかった。早稲田の先発清水大輔(4年)のスピードは135km程度、変化球もさほどキレがある感じはしないのだがなぜか打ち崩せない。ボール球に手を出す場面が目立ち、チャンスでポップフライというシーンも多かった。結局10奪三振を奪われ完封負け。清水は何とこれで入学以来負けなしのリーグ戦14連勝となった。何度見ても崩れそうで崩れない不思議なピッチャーだ。
 個別に見ていくと一番光ったのは早稲田のトップバッター田中浩康(3年)。堅実な守備としぶといバッティングが売りの選手で今までがどちらかといえば地味な印象だったが、今日は3安打の猛打賞。特にセンターオーバーのスリーベースはバットに上手く乗せた当たりで、長打力もあるところを見せつけられた。4番の比嘉寿光(4年)もゆったりと大きくテークバックを取れるようになったのはプラス材料。右方向に大きな打球を放ち、徐々に長距離砲の才能が開花しつつある雰囲気を感じた。
第2試合の法政−慶應は7回まで観戦したが、大粒の雨と寒さで今ひとつ集中できず。法政の藤田啓至(3年)、西川明(1年)、村上純平(2年)の左打者3人の良さが目立ったが、慶應は攻守に精彩なし。今季もまた一方的な早慶戦になりそうな気がする。

 18時半頃家に帰ると今度は日本シリーズ。どちらを応援しているわけでもないが、何だかんだで見てしまった。斉藤、井川とも調子は今ひとつだったが、絵に描いたようなシーソーゲームの大熱戦。最後は打線の厚みの差が勝負を分けたか。阪神は3〜6番がどうもつながらない雰囲気。明日以降の広沢の起用が一つの鍵になりそうな気がする。井川を6回で代えたのは4戦、7戦の先発も見越してのことだろうが、後半戦の伊良部、下柳では正直ダイエー打線を抑え込むのは難しいだろう。明日負けると一気にダイエーが決めてしまう可能性も出てくる。さすがに2年続けてのsweep(4連勝)は勘弁してもらいたい。


 そんなわけでこの2日でア・リーグ優勝決定戦、東京六大学、日本シリーズと3つの天王山を見たことになる。明日からはワールドシリーズも始まる。レベルは違えどやはり優勝がかかった試合の緊迫感というのは何ともいえない心地よさがある。やらなければならないことはたくさんあるが、明日からも程よく観戦してリフレッシュすることにしよう。

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