W杯なのに…

2003年10月21日
 最近フジテレビを見ていると伊東美咲とジャニーズの新ユニット「NEWS」が出てきて盛んにバレーボールのW杯をPRしているのを目にする。「バレー=ジャニーズ」というのはもうすっかりお馴染みのパターンだが、毎回今ひとつ盛り上がっていないような気がする…。現在開催中のラグビーW杯もテレビ東京が何とか盛り上げようとしているが、注目度が高いとは言えない。
 とはいえこの2つのW杯については興味はなくても、テレビを見ていれば開催されている(する)ことは十分に伝わってくる。だが現在キューバで野球のW杯が開催中だということはよっぽどの野球好きでなければ知らないだろう。新聞でも結果のみが小さく報道されているだけである(詳しい情報が知りたい方はJABA:日本野球連盟のページをどうぞ)。社会人だけで編成された代表チームとはいえ、W杯というくらいなのだからもう少し何とかならないだろうか。
 
 という話をすると愚痴っぽくなるので報道についてはこれくらいにして結果に目を移そう。今日で一次リーグが終了したが、7戦全勝でBグループ(日本、アメリカ、ブラジル、オランダ、フランス、中国、パナマ、メキシコ)をトップで通過。格下の相手が多いとはいえ、7試合で74得点と打線がなかなか好調のようだ。中でも目を見張る活躍をしているのがトップバッターの草野大輔(ホンダ熊本)と3番に入っている吉浦貴志(日産自動車)。それぞれの一次リーグの成績は草野が26打数10安打(2本塁打)13打点、吉浦が24打数11安打(5本塁打)16打点。
 草野は170cmと小柄だが、パワフルな打撃が持ち味の選手。去年の都市対抗で放った看板直撃のホームランは本当に凄い当たりだった。27歳という年齢がネックになっているが、守備、走塁も含めて実力は間違いなくアマチュアトップクラス、ドラフト指名があってもおかしくないと思っている。一方の吉浦は昨年のインターコンチネンタル杯の代表にも選出されこの2年ドラフト候補に挙がっているが、もう一歩のところで指名を見送られている。打撃、足の速さは問題ないのだが最大の弱点は肩の弱さ。だがこれだけの結果を残しているとなると今年こそ指名があるかもしれない。
 投手陣も今年のドラフト候補の佐藤充(日本生命)、川岸強(トヨタ自動車)、来年の目玉の野間口貴彦(シダックス)など実力派揃い。国際経験豊富なベテランと勢いのある若手のバランスも良く、十分優勝を狙えるだけのメンバーは揃っている。ぜひこのままの勢いで優勝して日本シリーズやオリンピック予選にばかり目が行っているメディアを振り向かせてもらいたいものだ。

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