9年

2004年1月17日
 今日で阪神大震災から9年。9年前、自分は中学3年生、受験勉強の真っ最中だった。被災地から遠く離れた愛知県でも結構揺れたようで(震度3くらい?)、家族や友人は目が覚めたらしいが、自分は全く気づかずに朝のニュースで高速道路の高架橋が倒れているのを見てえらく驚いた記憶がある。
 この震災から「がんばろうKOBE」というスローガンが生まれ、このスローガンをユニフォームの袖につけたオリックスはこの年リーグ優勝を果たしている。攻撃陣はイチロー、田口、藤井、二―ルらを揃え、投手陣も長谷川、野田、星野、平井、小林、野村など強力。仰木監督のマジックも面白いように当たり、洗練された魅力あふれるチームだった。「がんばろうKOBE」はこの年の流行語大賞を受賞しているが、オリックスの活躍がその最も象徴的なものだった。
 だが現在はどうだろう。石毛監督の早期解任、相次ぐ大量失点、2年連続の最下位。2003年を通じて明るい話題は、谷とYAWARAちゃんの結婚くらいしか思いつかない。よく1リーグ制にした方がいいんじゃないかと言う友人がいるが、彼が真っ先に削減する球団として名前を挙げるのがオリックスである。
 だがこのオフ、少しばかりチームを強くしようとする動きがみられてきた。ゼネラルマネージャーに中村勝広氏を迎えると、西武を解任された伊原春樹を監督に招聘。ドラフトでは日本ハムを希望していた柴田誠也(北海道尚志)を口説き落とし、村松、ムーアを獲得するなど例年にない精力的な補強をしている。中でも伊原監督の存在が大きい。もともと走れる選手が多いだけに、伊原野球によって得点力がアップすることは間違いないだろう。ダイエーは小久保と村松、西武は松井、近鉄はローズと上位3球団は軒並み主力が抜け、上と下の差が詰まった感はある。しかも今年からプレーオフ制度となったため、135試合の勝率だけでは優勝は決まらない。戦い方によっては、再び「KOBE」が熱くなる可能性もなくはないと思うのだが…。

 ここで神戸にまつわるトリビアを一つ。NBAのスーパースター、L.A・レイカーズのコービー・ブライアント。彼のファーストネームのつづりは「KOBE」だが、これは神戸が由来である。何でも彼の父親が来日したときに、神戸牛のあまりの美味しさに感動してつけたらしい。
へぇ〜。

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