消化不良
2004年3月5日 昨日は予定通りつつじヶ丘の明治大グラウンドへ。観戦したのは明大と日大国際関係学部のオープン戦。日大国際関係学部は東海地区大学野球連盟に所属し、静岡県リーグで戦っている。4年前に硬式野球部ができたばかりの新しい大学だが、昨秋の静岡県リーグで早くも優勝するなど急激に力をつけている今後要注目のチームだ。メンバー表を見ても御殿場西、掛川西、日大三島など県内だけでなく報徳学園、横浜、日大三など強豪校出身の選手がずらりと並んでいた。この日のお目当てはエースの成澤義光(4年、右投右打、創価)だったが、残念ながら登板せず。試合終了後、編集部のKさんが野球小僧選手名鑑号のための写真を撮影させてもらうということなので、それに付き合い少しだけ話を聞くことはできた。ストレートの最速は148kmで、自信のある球はスライダーとのこと。写真撮影のために軽くキャッチボールをしてもらったが、それだけでもボールの回転の良さは伝わってきた。12日は国士舘大とオープン戦を行うとのことなので、その時に試合で投げる姿を見に行きたいと思う。他に目に付いた選手は5番の上嶋康永(3年、三塁手、右投右打、日大三島)。初回、二死一・二塁の場面で速球をレフトポール際に大ファール。次のスライダーに少し泳いだが、センター後方への大飛球。明大グラウンドは両翼100m、センター125mのかなり広い造りなので、他の球場ならどちらもホームランの当たりだった。2打席目も左中間へツーベース。体の割れが不十分で緩急には弱いが、背筋の強さを生かしたインパクトの強いスイングは迫力がある。高校時代から県内では名の知られた存在だった牛久保真一(2年、左投左打、土浦日大)も1イニングだけ登板。かなり強い雨のせいで投げにくそうだったが、体が三塁側に流れる悪い癖がなくなり、低めにキレのいいボールを投げていた。
明大は少しメンバーを落としてきたが、ドラフト候補の田中啓嗣(4年、右投両打)は2番ショートで出場。守備の人という印象が強かったが、初回に左打席からいきなりライトへ2ラン。3打席目は右打席からきれいにセンター前にはじき返した。小柄だが走り打ちすることなく、しっかりとスイングしていることが好結果に結びついた。リーグ戦でもこの姿勢は続けてもらいたい。軽快な守備は見事だったが、不満だったのが走塁。相手の守備に助けられたが、2度続けてまずい判断があった。
明大の先発は小山洋志(4年、右投)。相洋高校時代から大器と評判だったが、大学では全く鳴りを潜めていた。フォームは悪くないのだが、どうも体の力が感じられず、ボールに力がない。ボールが先行する苦しいピッチングで、置きにいったボールを痛打される場面もあった。正直リーグ戦では苦しいかなという印象。素質の良さはあるので、最終学年でもあきらめずにがんばってもらいたいが…。
天気予報の降水確率は10%だったが大外れ。4回あたりから急に強い雨が降り始め、試合は6回で終了。バックネット裏のスタンドは屋根があったのでそれほど濡れずに済んだが、少し消化不良の一日だった。
明大は少しメンバーを落としてきたが、ドラフト候補の田中啓嗣(4年、右投両打)は2番ショートで出場。守備の人という印象が強かったが、初回に左打席からいきなりライトへ2ラン。3打席目は右打席からきれいにセンター前にはじき返した。小柄だが走り打ちすることなく、しっかりとスイングしていることが好結果に結びついた。リーグ戦でもこの姿勢は続けてもらいたい。軽快な守備は見事だったが、不満だったのが走塁。相手の守備に助けられたが、2度続けてまずい判断があった。
明大の先発は小山洋志(4年、右投)。相洋高校時代から大器と評判だったが、大学では全く鳴りを潜めていた。フォームは悪くないのだが、どうも体の力が感じられず、ボールに力がない。ボールが先行する苦しいピッチングで、置きにいったボールを痛打される場面もあった。正直リーグ戦では苦しいかなという印象。素質の良さはあるので、最終学年でもあきらめずにがんばってもらいたいが…。
天気予報の降水確率は10%だったが大外れ。4回あたりから急に強い雨が降り始め、試合は6回で終了。バックネット裏のスタンドは屋根があったのでそれほど濡れずに済んだが、少し消化不良の一日だった。
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