4連発!!
2004年3月8日 今日はアマチュア野球の開幕を告げる「社会人東京スポニチ大会」を観戦に西武ドームへ。ドームというのは名ばかりで、外野のスタンドと屋根の間に大きな隙間が開いていることに加え屋根が日の光を遮りかなりの寒さ。上原(巨人)がラジオで「冬寒くて夏暑い。あんなのドームの意味ないですよ。」と言っていたのもうなずける。
第1試合は日本新薬−富士重工。お目当てにしていた小出琢磨(富士重工)は登板せず。目についたのは相手チームの日本新薬先発の村田智徳(24歳、右投)。立命館大学時代から有名な選手だが、実際に見るのはこれが初めて。180cm、65kgという数字を見て分かる通りかなりの細身だが、肘がよくしなり高い位置から腕が振れている。びっくりするようなスピードはないが手元でのキレがあり、打者が差し込まれる場面が目立った。一番良かったのがスライダー。打者の手元で鋭く変化し、凡打の山を築いた。これといった特徴はないが、よくまとまった好投手だ。対する富士重工で気になったのが3番手で登板した山口直人(23歳、左投)。中央大学準硬式野球部出身の異色の投手だが、昨年のドラフトでは巨人が指名するのではないかという噂もあった。この投手のいいところは、サウスポー特有のボールの角度。いわゆるクロスファイヤが低めに決まると、かなり攻略は難しいだろう。1イニングだけの登板だったが、素質のよさは垣間見ることができた。
第2試合は日産自動車九州−新日本石油。とにかく素晴らしかったのが新日本石油のトップバッター坂下真太(20歳、左翼手、左投左打)。1打席目にセンター前ヒット、2打席目は四球を選んでトップバッターの役割を果たすと、1死1・3塁で迎えた3打席目はライトへ目の覚めるような3ラン。脚力と走塁の判断の良さも目立った。坂下を見るのは高校時代から含めて4度目。1度目は一昨年の関東大会の対山梨学院大付属戦。初回の2ランと駄目押しのタイムリーツーベースの活躍。2度目はその年の夏の神奈川県大会。現在のチームメイトで超高校級の呼び声高かった栂野雅史(桐蔭学園)から試合を決めるグランドスラム。3度目は昨年夏の関東選抜リーグ。このときも先制のソロホームランを放った。つまり自分が見に行った4試合全てでホームランを打っているのだ。巡り合わせがいいとはいえ、4回も続くのは実力の証。バッティング、走塁は文句なしなので、守備でもアピールしてもらいところだ。先発した手嶌智(22歳、右投)も7回を1点に抑える好投。長身に似つかわしくないバランスの良いフォームからの角度のあるストレートは威力十分。チェンジアップもよく決まったが、フォークはワンバウンドが多くもう少し。クイックなどランナーを出してからのピッチングにも課題が残った。
第3試合は鷺宮製作所−トヨタ自動車。トヨタの3番に入った平石洋介(24歳、中堅手、左投左打)が昨年に比べて力強さが増していた。守備範囲の広さ、積極的な走塁も目立ったが、プロにアピールするには強烈な長所が一つ欲しいところだ。
練習試合は観戦したが、公式戦はこれが今年初めて。寒いとはいえやはり真剣勝負となると、試合の雰囲気も違う。やはり「春はスポニチから」というのが実感だ。
第1試合は日本新薬−富士重工。お目当てにしていた小出琢磨(富士重工)は登板せず。目についたのは相手チームの日本新薬先発の村田智徳(24歳、右投)。立命館大学時代から有名な選手だが、実際に見るのはこれが初めて。180cm、65kgという数字を見て分かる通りかなりの細身だが、肘がよくしなり高い位置から腕が振れている。びっくりするようなスピードはないが手元でのキレがあり、打者が差し込まれる場面が目立った。一番良かったのがスライダー。打者の手元で鋭く変化し、凡打の山を築いた。これといった特徴はないが、よくまとまった好投手だ。対する富士重工で気になったのが3番手で登板した山口直人(23歳、左投)。中央大学準硬式野球部出身の異色の投手だが、昨年のドラフトでは巨人が指名するのではないかという噂もあった。この投手のいいところは、サウスポー特有のボールの角度。いわゆるクロスファイヤが低めに決まると、かなり攻略は難しいだろう。1イニングだけの登板だったが、素質のよさは垣間見ることができた。
第2試合は日産自動車九州−新日本石油。とにかく素晴らしかったのが新日本石油のトップバッター坂下真太(20歳、左翼手、左投左打)。1打席目にセンター前ヒット、2打席目は四球を選んでトップバッターの役割を果たすと、1死1・3塁で迎えた3打席目はライトへ目の覚めるような3ラン。脚力と走塁の判断の良さも目立った。坂下を見るのは高校時代から含めて4度目。1度目は一昨年の関東大会の対山梨学院大付属戦。初回の2ランと駄目押しのタイムリーツーベースの活躍。2度目はその年の夏の神奈川県大会。現在のチームメイトで超高校級の呼び声高かった栂野雅史(桐蔭学園)から試合を決めるグランドスラム。3度目は昨年夏の関東選抜リーグ。このときも先制のソロホームランを放った。つまり自分が見に行った4試合全てでホームランを打っているのだ。巡り合わせがいいとはいえ、4回も続くのは実力の証。バッティング、走塁は文句なしなので、守備でもアピールしてもらいところだ。先発した手嶌智(22歳、右投)も7回を1点に抑える好投。長身に似つかわしくないバランスの良いフォームからの角度のあるストレートは威力十分。チェンジアップもよく決まったが、フォークはワンバウンドが多くもう少し。クイックなどランナーを出してからのピッチングにも課題が残った。
第3試合は鷺宮製作所−トヨタ自動車。トヨタの3番に入った平石洋介(24歳、中堅手、左投左打)が昨年に比べて力強さが増していた。守備範囲の広さ、積極的な走塁も目立ったが、プロにアピールするには強烈な長所が一つ欲しいところだ。
練習試合は観戦したが、公式戦はこれが今年初めて。寒いとはいえやはり真剣勝負となると、試合の雰囲気も違う。やはり「春はスポニチから」というのが実感だ。
コメント