今さらですが…

2004年4月12日
 年度初めということでばたばたしてしまい、更新が滞ってしまいました。申し訳ありません。少し落ち着いたので、今日から再開します。

 済美の初出場初優勝で幕を閉じた春のセンバツ高校野球。先日の日記にも書いたように25日、26日、28日の3日間、計9試合を観戦した。感想を一言で言えば「投高打低」。とにかく投手が多く目についた。ざっと名前を挙げれば下記のようになる(生で観戦した9試合に限る)。
宮田隼(鵡川)
成田隼人(鵡川、2年)
大前佑輔(社、2年)
久保田晃史(福井)
岩田慎司(東邦)
福井優也(済美、2年)
須田幸太(土浦湖北)
ダルビッシュ有(東北)
岩田雄大(大阪桐蔭)
片山博視(報徳学園、2年)
佐藤剛士(秋田商)
ノーヒットノーランのダルビッシュ、17奪三振の大前、重い速球の佐藤などみんな素晴らしかったが、最も驚かされたのは東邦の岩田慎司だ。圧巻だったのは対広陵戦の初回。ストレートは全て140km台で、上本博紀とのドラフト候補対決でも真っ向勝負を挑みファーストフライに打ち取った。正直もっとスライダーを多投する技巧派と思っていたが、胸元をグイグイ攻める投球は本格派の雰囲気十分だった。もちろんスライダー、フォークのキレとコントロールも超高校級で、フィールディングや牽制もNo.1だった。ストレートのスピード以外では、高校3年時の朝倉健太を上回っているとさえ感じたほどだ。
 一方の野手もざっと挙げてみると以下のようになる。
菊池周平(八幡浜)
上田真幸(福井)
上本博紀(広陵)
馬場強司(東邦)
高橋勇丞(済美)
鵜久森淳志(済美)
加藤政義(東北、2年)
生島大輔(大阪桐蔭)
平田良介(大阪桐蔭、2年)
島貫充(東海大山形)
他にも目についた選手はいたが、特に印象に残った選手だけを挙げた。投手に比べると華やかさには欠けるが、高橋、鵜久森、加藤の3人は昨年秋の神宮大会と比べて驚くほどの進化を遂げていた。生では見ていないが、鵜久森が準決勝の東北戦で放ったホームランには驚いた人も多いと思う。穴も多く打てるコースと打てないコースがはっきりしているが、とにかくツボに来たときの打球は物が違う。脚力のなさは大きな弱点だが、数少ない右のスラッガー候補だけに今後も注目していきたい。

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