キャンプイン

2007年2月1日 野球
今日からプロ野球がキャンプイン。
センバツ出場校の決定に続いて、この時期になると球春の到来を感じる。
今年も多くのルーキーが入団したが、個人的に特に注目しているのが以下の三人だ。

田中将大(駒大苫小牧→楽天)
3年夏の甲子園は本調子とは程遠かったが、それでも決勝まで進み再試合まで投げ切るところはやはり並ではない。
スライダーがクローズアップされているが、フォークボールのキレも十分プロのレベル。
3年になって少し落ちが悪くなったとのことで夏はほとんど投げなかったが、2年時のキレを取り戻せばいきなり先発ローテに入ることも十分に考えられる。
選手層の薄い楽天に入団したことも本人とってはよかったのではないだろうか。

増渕竜義(鷲宮→ヤクルト)
球持ちの良いフォームで常時140km台中盤のストレートは田中にも引けをとらない。
二種類のスライダーとシンカーを巧みに操り、技巧的なピッチングができるのも大きな長所だ。
変化球が打者の手元で変化し、高卒ルーキーとは思えない“プロっぽい”ボールを投げるだけに、一軍スタートもうなずける。
現場でもテレビでもかなりの試合数を見ているが、悪かったことは一度もない。
大舞台での経験がないことだけが唯一の不安材料だが、立ち振る舞いを見ていると心臓も強そうだ。

前田健太(PL学園→広島)
三人の中で唯一の二軍スタートとなったが、フォームの完成度、守備やクイックなどの投げる以外の部分上記の二人を上回っている。
左右をピンポイントに突くコントロールと糸を引くようなボールのキレは見ていてほれぼれするほど。
落差の大きい“PLカーブ”はプロでもなかなか見ることのできないボールだ。
田中と同じく層の薄い投手陣だけに、早い時期の一軍抜擢も十分に考えられる。

簡単に特長を挙げたが、この三人は高卒ながら、新人王の可能性も秘めていると思っている。
三人揃って二桁勝利、そんな想像をするだけで楽しくなる。

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